就職・転職において面接の質問は運命の分かれ道といっても過言ではありません。
面接官からくる質問は志望動機をはじめ、自分の得意分野や会社に対してどう貢献できるかなどがありますが、少しでも迷いのある回答をしてしまうと良くない印象を与えてしまいがちです。
面接で質問される内容は採用する材料にしています。
そう思うと慎重に答えなければなりませんが、そんなに構える必要もありません。
面接の質問はある程度決まっていますし、返答も予め考えておけば大体大丈夫です。
今回は面接に関しての質問に関することをまとめています。
こんな人におすすめ
・面接に慣れていない
・面接で失敗が多い
・面接の質問対策ができていない
面接での受け答えをスムーズにするための対策
面接では履歴書など書類の他に予め面接で答えることや自分からの質問をメモ書きした手帳やノートなどを用意しておきましょう。
面接のはじめは職務経歴の説明から始まることが多いです。
自分が経験してきた職務内容をわかりやすく説明できるといいのですが、スッとは出ないこともありますよね。
こんな時の対策は今までの経歴を説明しやすいよう手帳に箇条書きしておくことです
手帳をチラ見しながら話してもOK!説明できる状態を面接前に用意しておくと完璧です。
新卒採用の面接や集団面接はしたことがないのでわかりませんが、転職での面接なら手帳やノートを出しておいても全然大丈夫です。
面接官も手帳をマジマジ見るようなことはしないので、手帳は堂々と目の前に出しておいてOKです!
大切なのは伝えたいことを何も見ずに話すことではなく、伝えたいことをしっかり話すことです。
職歴が多い場合は説明が長くならないように要点のみを伝えましょう。
これまでの職歴・経歴
今までの職務経験の中で、どんなスキルがあるかを明確にしておく必要があります。
この会社でこのような経験をしたから御社に貢献できますというような流れで応募する会社の業務とのマッチングもアピールできます。
自己PR
仕事以外でもアピールできる部分なので、自由度は比較的高いです。
仕事で自信を持っている事でもいいですし、個人的に活動していることなどを書いておいても大丈夫です。
▢ 自己PRできること(Web系の仕事の場合)
・仕事に対する姿勢・人間性(性格)
・コンペに応募している
・ブログを書いている
・SNSでフォロワーが多い など
PCスキル
Cのスキルは様々なので具体的に何ができるかを明確にしておきましょう。
簡単にですが一例を挙げると以下のように回答を用意しておくと受けごたえがスムーズにできます。
ここではWebデザイナーの場合一般的なPCスキルの例で書いています。
□ 一般のPCスキルの例
・Excel
表計算や関数まで扱える
・Word
書類作成
・PowerPoint
企画書や提案書の作成
志望動機・キャリアプランなどの解答例
志望動機は質問内容で優先度1位2位を争う質問なので、必ず事前に準備しておきましょう。
また、転職・退職理由も同じく合否に深くかかわる質問なので、理由を答える時は慎重に。
以下は良い例と悪い例をそれぞれ用意しました。
志望動機回答例
▢ 良い例
・私には〇〇の経験があるので、御社で活かせると考えました。
・御社の事業である〇〇に大変興味があり、ぜひ挑戦したいと思い応募しました。
※経験を活かせたりやりたい意気込みや熱意を伝えて好印象に。
▢ 悪い例
・御社のWeb制作で学べることが多そうなので、ぜひスキルを磨きたいと思いました。
※スキルが付けば辞めると思われる
転職・退職理由
▢ 良い例
・前職の会社では大変お世話にりましたが、どうしてもやりたい仕事が御社にありまして退職を決意しました。
・続けたかったのですが、転勤を命ぜられやむを得なく退職することを判断しました。
※前向きな理由やどうしても辞めざるを得ない理由ならマイナスには取られることは少ない。
▢ 悪い例
・上司が嫌で辞めました。
・仕事の内容が自分に合ってませんでした。
・毎日同じことの繰り返しで成長ができないので。
※ネガティブな退職理由は悪い印象を与えます。
せめてプラスのイメージも加えるように努めましょう。
将来の夢
▢ 良い例
・御社で始めたい事業があります。その為に一層の努力をする所存です。
・御社では〇〇の事業を通じてこんな社会貢献できるのではと考えています。実現させるために邁進します。
▢ 悪い例
・雰囲気が良さそうなのでいつまでもここで働きたいと思っています。
・御社に入社して世の中を良くしたいと考えています。
※夢に具体性がないのはNG
キャリアプラン
▢ 良い例
・○年後には課長になれるよう努力します。その為に今から管理職になるための勉強もしています。
※昇進をあこがれとするのではなく、少しでも具体的な目標にしておくと人材としての魅力が上がります。
▢ 悪い例
・部長か課長になっていると思います。
・フリーランスで自由働いているのではないでしょうか。
※キャリアプランは言わば目標なので、具体性がなく計画性がなければNGです。
フリーランスになるにしても明確な目標があればプラスに取ってくれる会社もあります。
収入面や答えにくい質問はしていいの?
生活に一番関わる収入のことと残業時間などは必ず聞いておきましょう一番聞きにくい質問かもしれませんね。
仕事よりお金が大事な人間なのかなと思われるは正直怖いですから。
でも、そんな心配する必要はないんです。
収入面は堂々と聞いてください。生活をする上で収入のことを質問するのは当たり前のことで、この質問ができる人ほど転職は成功しやすいです。
僕が面接官なら、いくらでもいいから御社で仕事がしたいなんて人は逆に信用ができません。(ホントに)
収入面の質問ができる人は転職の成功がしやすいと言ったのは不安要素が一つ減るからです。
転職後の不安は主に下記になるのではないでしょうか。
・収入面
・人間関係
・仕事の内容
・通勤のしやすさ
・残業時間の多さ など
上記の不安を一つでも解消できると前向きな気持ちで次の職場に挑むことができますよね。
特に収入や残業時間は生活に直結することなので、しっかり質問しておきましょう。
収入面や残業時間の質問の仕方例は以下のようになります。
月収・年収の希望
・月収で申し上げると○○万円ほど必要です。
※はっきり伝えることが大切。生活がかかっているので、会社側もそう思っています。無理に低い金額を言うと入社してから大変なので必要な金額を伝えましょう。
残業・休日出勤
・御社の月平均の残業は〇〇時間と拝見しておりますので問題ありません。
多少のイレギュラーも想定していますが繁忙期はどのくらい残業はありますか?
※求人情報を見て応募しているので、基本的にその残業時間なら問題ないはず。問題はイレギュラーである繁忙期はどのくらいあるかですので、ちゃんと質問しておきましょう。
企業側から答えにくい質問が来た時
面接で比較的最後の方で答えにくい質問が投げられます。
終盤になると結構気が抜けることも多いので、ふと油断していると痛い目を見ることに。。。
はっきり言っておくと、転職は内定を取ることが目的ではなく自分が入りたい会社に転職することです。
家族がいる方はもちろんそちらが大切ですし、自分のライフスタイルを優先するなら、はっきり答えるのが最良の回答になります。
こちらもいくつか解答例を載せています。
答えにくい質問の回答例
▢ 最後に何か質問はありますか?と聞かれたら
・御社で活躍されている方は、どういった方がいますか?
・御社の取り組んでいる課題はありますか?
・これから御社が目指す方向性をお聞かせください。
▢ 他に受けている会社はありますか?と聞かれたら
・2社受けています。1社は内定をいただいています。もう1社は来週連絡をいただける予定です。
※ここまで具体的に伝える必要はありませんが、他に受けている会社はあって当然なので、正直に伝えましょう。内定をもらっている会社があれば、会社側も結構焦るので、早めの結果が来るかもしれません。
▢ 転勤は大丈夫ですか?
・子どもがまだ小さく育児も大変ですので、転勤は正直無理があります。
※転勤が無理な場合は正直に伝えましょう。
まとめ
面接での質問もたくさん出てくることだと思いますが、今回書いた質問はあくまでも基本的な質問で、他にもまだあります。
なので、今回の質問に対する答え方をまとめると以下のようになります。
質問対策のまとめ
・自分の経験や熱意をしっかり伝えると好印象を受けやすい
・回答には全て具体性を持たせると面接官も採用した後のイメージが湧きやすい
・答えにくい質問にも正直に答えることで採用後の具体的なポジションを考えやすいこの3つを基準にして質問の対策をしてみましょう。
お役に立てれば幸いです。
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