1歳未満の幼児のタイミングが一番多いとされる、食物アレルギーの発症。
その食物アレルギーに新しい常識が出てきています。
従来は「アレルギーの原因となる物は食べない」という考え方が主流でした。
しかし、先に食べさせることで食物アレルギーになる成分に抗体を作るというのが新しい常識になってきています。
もちろん食物アレルギーには個人差があるので、すぐに試せる方法ではないかもしれませんが。
私の娘も小麦アレルギーと診断されましたが今ではパンも面も食べています。
成長の過程で、治るケースも多くありますが、先に食べさせておくことで回避できたかもしれません。
素人がこの方法を行うのは危険かもしれないと個人的に思いました。
予め食べさせることで予防となるケースもあるかもしれませんが、リスクがあるのではないでしょうか。
乳幼児期に食物アレルギーと診断されても、成長の過程で治っていくケースも多くあります。
成長の目途は「3歳」と「小学校就学時」です。
食物アレルギーだからと言って、焦って慣れさそうとしてもリスクしかないように思いますし、余計にアレルギー症状が強くなるケースも考えられます。
まずは、信頼できる医師のアドバイスに沿って対処していくことが大切です。。
本記事では食物アレルギーの原因と危険性、治っていく経緯も調べてみたので、少しでも気になった方は読んでみてください。
そもそもなぜ食物アレルギーになるのか
食物アレルギーの原因は「免疫の過剰反応」で、小児から大人まで幅広い年齢層で起こる可能性があるアレルギー疾患です。
原因となる物質は、タンパク質で腸で吸収されるときに体が異物と認識してしまうことでアレルギー症状が引きおこるそうです。
参考:味の素ホームページ
食物アレルギーはすべての人に発祥の可能性があるとされています。
自分の体にどんなアレルギーがあるかは意外とわからないものですよね。
赤ちゃんから幼小児かけて発祥の可能性は高いとされていますが、大人になっても食物アレルギーになる可能性は十分にあります。
花粉症と同じように、許容量を超えてしまうとアレルギーになってしまうケースもあります。
例えば、蕎麦が大好きだった人が大人になってから蕎麦アレルギーになってしまうなど、日々の生活で平気だったものがある日を境にアレルギーになってしまうこともあるのです。
食物アレルギーに多く見られるのは小麦、卵、牛乳
食物アレルギーの原因となる食べ物は「卵」「小麦」「牛乳」で過半数を占めます。
その中でも卵が圧倒的に多く、全体の約40%にあたります。
この3つに共通しているのは「タンパク質」になります。
タンパク質にも種類があり、アレルギーを引き起こしやすい構造と、そうじゃないものがあります。
イメージ的にタンパク質といったら、卵や牛乳以外に「肉」のイメージが強いのですが、肉アレルギーって今までに聞いた覚えがないんです。
割合も全体の1.8%と実際に少ない割合となっています。
私たちが良く口にする「牛」「豚」「鳥」などの肉のタンパク質は人間の筋肉と構造が近いため、異物としての認識がされにくいため、アレルギー反応が出にくいのだと考えられています。
食物アレルギーによる症状と危険性
食物アレルギーによる症状はいくつもありますが、一番危険なのが「アナフィラキシーショック」という急性のショック症状です。
最悪、死の危険も伴い、日本でも死亡に至ることが定期的にあるそうです。
アナフィラキシーショックとはアレルギーが複数の臓器に症状を与えてしまい、意識障害や心肺停止といった状態になることをさします。
食物アレルギーは赤ちゃんの時に10%程度で発症する
日本における食物アレルギーの発症率は、全年齢でも1~2%程度。
それが、乳幼児になると、10%の確率で発症しています。
食物アレルギーを克服するには
食物アレルギーは意図的に治すことができません。
ただ、子供の成長過程で克服できるケースが多くあります。
上述した「卵」「牛乳」「小麦」に加え「大豆」などの食物アレルギーは3歳までに50%、小学生になるまでに70%~80%の割合で治るとされています。
食物アレルギーの症状が誘発される食べ物のみを除く
食物アレルギーには個人差があり、ほんの少量を摂取しただけでも症状が出ることもあります。
食べられる範囲を定期的に確認して少しずつ広げていく
小児の時に食物アレルギーを発症した場合は成長
その時は、医師の指示のもとで様子を見ながらの食生活でした。
乳幼児の時期は一時成長期の真っ最中ですし、体も常に変化しているのですぐに心配しなくても大丈夫だと思います。
定期的に食物経口負荷試験を受けることで食べられる範囲を広げていくこともできるのです。
食物アレルギーの食材を含む食べ物は食べて大丈夫?
食物アレルギーを引き起こす食物が特定できていれば、その食物を食べないことが大切ですが、症状が出ない範囲までなら食べることができます。
(我が家の経験上および知り合い家族の経験談)
医師のもとで行う食物経口負荷試験というものもあり、食べることのできる「最大の量」を調べます。
卵や小麦も無理に食べさせるのではなく、医師から指示された範囲で与えるという点では異議はないように思います。
まずは医師に食物アレルギーの相談
食物アレルギーと診断されたら、まず信頼できる医師に相談しましょう。
いない場合は、友達やママ友の紹介、地域の掲示板でもいいので評判の良い専門医に診てもらうことをおすすめします。
まとめ
食物アレルギーは意図的に治すことはできませんが、医師のもとで許容された範囲なら食べさせてもOKということ。
なので、まずはどの程度の食物アレルギーなのかを調べる必要があります。
食物アレルギーがわかったら専門の医師に相談しましょう。
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