40代でも辞めたいと思うことは珍しいことではありません。
大抵の40代は仕事も定着し、安定した毎日を送っているのではないでしょうか。
しかし、40代でも収入面や仕事の内容、将来性などに不安を感じている場合も少なくないのです。
会社が安定していないし将来性もない、収入が上がらない、出費が多くなるなど安心ができない日々が続けばもちろん状況を変えようと考えるものです。
40代が仕事を辞めたくなる心理は3つ
- 40代になって将来に不安がリアル化
- 収入が上がる見込みがない
- キャリアが積めない
他にもありますが40代は特に上記の3つが色濃く出ているようです。
本記事では40代が仕事を辞めたくなる心理とか
40代で仕事を辞めたい心理
40代は子育てが一旦落ち着く年代でもあります。
そのため、他への不安要素に気付き、自分の仕事の現状と相まって不安になってしまうケースが多いようです。
そりゃそうです。40代になると出世するのが当たり前な感じでいう人も多いですが、出世できる人は限られています。
仮に出世して肩書がついたとしても、手当は1万円~3万円。
年収ベースで12万~36万です。
その割に仕事量は膨大に増えるので、出世しても仕事量に見合った収入にはならないことの方が多いようです。
将来の不安がリアル化している
40代で仕事を辞めたくなる理由には将来への不安がリアルになってきたというのが一番ではないでしょうか。
今の会社である程度の地位や収入が得られていれば問題ないですが、収入面や将来性に不安があれば辞めて転職という考えも出てきます。
40代になると老後や貯蓄への不安、子供の学費や親の介護など様々な不安がリアルになってくるんですよね。
一言で言ってしまうと、とにかくお金が必要な年代なんです。
自分も子どもが中学生と小学生で、塾に通わせれば月に2~3万円ほどかかりますし、夏期講習や冬期講習なんかは10万円ほどすると聞きます。
40代になると出てくるお金の心配
- 高校や大学等の子どもの学費
- 親の介護の心配
- 老後の貯金ができていない
- 家財の買い替えや家の修繕費
高校や大学は学資保険に加入していれば賄えますが、家の修繕になると貯金からの出費になります。
車の買い替えもしなければいけなくなると、中古でも200万~350万円ほどかかります。
※場合によっては中古車の方が新車よりも高くなることがあります。
20代や30代では仕事に必死だったり、結婚や子育てと未来への希望が満ちあふれて忙しい日々を過ごすことが多い年代です。
将来の不安に対してないわけではありませんが、他に優先するものが多くあります。
しかし、子育てもいったん落ち着き、40代になると視野が広がるんですね。
他に見えてくる不安に対して、不安な気持ちになるわけです。
未だに給料が少ない
入社当初は、給料が低くてもこれから上がる見込みが考えられるので問題ありませんが5年目あたりで昇格や昇給もないとなるといよいよ不安が出てきます。
給料が上がらないのは会社の体質もありますし、単に評価を得られていないという事もあります。
今後上がる希望が持てるなら継続してもいいですが、そうでもないなら無理に続けなくてもいいのかもしれません。
キャリアを積むことができていない
同じことの繰り返しや、経験になる仕事が回ってこないなどキャリアが積めない状況だと収入アップも見込めません。
一時的なものなら大丈夫ですが、何年も続きそうなら今自分がどう動くべきかを一度考え直してみましょう。
40代が仕事を辞めたいときの対策
将来の不安に押し負けて、慌てて転職やアルバイトなどをしても空回りして失敗してまうかもしれません。
なので、一度現状を見直してみませんか。
自分の持っている問題点とそれをどこまで解消できるかを確認することが一番大切です。
落ち着いて状況把握
今自分がどのような状況にあるかを把握する必要があります。
現職を続けて問題ないか、将来的な出費に対処する手段はあるかなど考えてみる事が大切です。
現状と将来のことを考えて状況把握してみる
- 今の収入で生活はできているか
- 今後どんな出費が出てくるか
- 収入アップの見込みはあるか
- キャリアを積む予定はあるか
- 他に収入を得る手段があるか
必要なら転職活動をする
収入やキャリアアップに期待ができなければ思い切って転職という手段も有効です。
ただし、40代の転職は20代や30代と比較すると厳しいので応募数が多くなるなど、ある程度覚悟は必要です。
また、転職先がどんな会社か事前の調査は必ずしておきましょう。
面接時の条件確認や社風などの質問も忘れずに!
経験生かした副業を始める
今ではココナラをはじめとした仕事のマッチングサイトもたくさん出ています。
自分の持っている経験を活かして副業を始めてみるのも良いでしょう。
プライベートの時間を使うことになるので、自分が可能な範囲でできる副業が良いです。
近年はコロナで副業への意識が向上し、ブロガーを目指す人がかなり増えたようで、その影響のためか、Webライターなど文章作成の職業が人気ですね。
スキルが必要ですがWebデザイナーも人気の職業の一つです。
まとめ
40代は将来の不安がリアル化する年代です。
なので、今の仕事の状況を冷静に見なければなりません。
キャリアアップや昇格の可能性がない、収入アップの見込みもなければ転職に踏み切っても良いといえます。
ただし、40代の転職は慎重にしなければなりません。
冷静な判断をして転職活動をしましょう。
フリーランスで仕事ができるのであれば、副業も有効な方法です。
今の仕事を続けるのが苦でなければ副業の方が良いのかもしれません。
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